PS5デジタルエディションは、光学ディスクドライブを搭載していないモデルとして登場しました。
価格が安く、すっきりしたデザインが魅力的ですが、このモデルにはいくつかのデメリットがあります。ここでは、PS5デジタルエディションを買う前に知っておきたい5つの理由を紹介します。
購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
1. 中古ゲームが使えない
PS5デジタルエディションは、ディスクドライブがないため、物理的なディスクでゲームを購入することができません。そのため、中古ゲームを手に入れて安く遊ぶことができないのが大きなデメリットです。
新品ゲームの価格は高い
新品のゲームソフトは、特に発売直後は高価です。ディスク版のPS5であれば、中古市場を利用して、割安な価格でゲームを楽しむことができますが、デジタルエディションではこの選択肢がありません。
レンタルも不可能
また、レンタルショップでゲームを借りることもできないため、一度購入すると、そのゲームに対してしっかりとお金をかける必要があります。これが、デジタルエディションのランニングコストを高くしてしまう要因です。
セールを待つ必要がある
デジタル版ゲームは、基本的にセールの時しか価格が下がりません。これにより、最新のゲームを割安に楽しむためには、ディスク版と比べて時間がかかる場合が多いです。
2. データ容量の管理が難しい
PS5デジタルエディションは、全てのゲームを本体のストレージにダウンロードする必要があります。そのため、ストレージ容量がすぐにいっぱいになり、ゲームの管理が難しくなります。
ゲームのサイズは非常に大きい
近年のゲームは非常にデータ量が多く、特に次世代機向けのタイトルでは100GBを超えるものも少なくありません。PS5本体の内蔵ストレージは825GBですが、システムファイルなどを除くと実際に使えるのは約600GB程度です。これでは、数本の大型ゲームをインストールしただけで、すぐに容量が限界に達します。
外付けストレージが必要
デジタルエディションを長期間使い続けるためには、外付けのSSDやHDDを購入して、ストレージ容量を増やす必要があります。しかし、この追加費用が発生するため、コストパフォーマンスが悪化します。
ダウンロードに時間がかかる
デジタル版のゲームはダウンロードに時間がかかる場合があり、特にインターネット接続が遅い環境では、ゲームをすぐに楽しむことが難しくなることがあります。これにより、物理ディスクでインストールするよりも、プレイ開始までに時間がかかってしまいます。
3. ディスク版PS5との差額が小さい
PS5デジタルエディションは、ディスクドライブがないため、標準モデルよりも安価です。しかし、両者の価格差は大きくなく、ディスク版PS5を購入するメリットが上回ることが多いです。
長期的に見るとディスク版の方が得
ディスク版PS5は、中古ゲームを購入できるだけでなく、友人とゲームを貸し借りすることも可能です。さらに、ブルーレイディスクで映画を楽しむこともできます。これらの要素を考慮すると、最初に少し高額なディスク版を購入する方が、長期的にはコストパフォーマンスが高くなります。
差額はわずか1万円程度
日本では、デジタルエディションとディスク版の価格差は約1万円です。この価格差を考慮すると、ディスク版の多機能性と利便性を考えた場合、わずか1万円の追加投資で得られるメリットが大きいです。
周辺機器の購入が必須
デジタルエディションの場合、ストレージ拡張やアクセサリの購入が必要になる場合が多く、最終的にはディスク版よりもコストがかかる可能性があります。
4. パッケージ版のコレクションができない
ゲームの物理的なパッケージを集めるのが好きな人にとって、PS5デジタルエディションは向いていません。ディスクドライブがないため、すべてのゲームがデジタルデータになり、コレクションとして残すことができません。
ゲームソフトの所有感が薄い
パッケージ版のゲームは、棚に並べてコレクションとして楽しむことができます。特に限定版や特典付きのパッケージは、ファンにとって価値が高いです。しかし、デジタルエディションでは、これらの楽しみが全くありません。
再販やトレードができない
また、ディスク版ならばゲームをクリアした後に中古市場で再販したり、他のプレイヤーとトレードすることができます。デジタル版では、このような自由度がないため、一度購入したゲームはずっと手元に残ることになります。
特典が少ない場合がある
物理版のゲームには、特典やオリジナルグッズが付属することがありますが、デジタル版にはこうしたフィジカルな特典がないことが多いです。特典を楽しみにしている人にとっては、この点も大きなデメリットです。
5. インターネット環境に依存する
PS5デジタルエディションは、全てのゲームをインターネットからダウンロードするため、常に安定したインターネット接続が必要です。これは、ネット環境が悪い地域に住んでいる人や、データ通信量に制限がある人にとって大きな問題となります。
接続トラブルがゲームプレイに影響
インターネット接続が不安定だと、ゲームのダウンロードやアップデートに時間がかかるだけでなく、場合によってはゲームのプレイそのものに影響を及ぼすことがあります。ディスク版ならば、このような問題に直面する機会が少なく、より安定したプレイ環境が確保できます。
オフラインプレイの制限
一部のゲームは、インターネットに接続していないと起動できない場合があります。デジタルエディションは特にこれに依存しやすく、外出先や旅行先でインターネットに接続できない環境では、プレイできるゲームが限られてしまいます。
ダウンロード制限
データ通信量に制限がある場合、頻繁に大容量のゲームをダウンロードすると通信制限にかかってしまう可能性があります。これは、特にモバイルデータを使用している人や、プロバイダーのデータ制限がある人にとって、非常に不便です。
まとめ
PS5デジタルエディションには、価格やデザイン面での魅力がありますが、いくつかの重要なデメリットがあります。
- 中古ゲームが使えないため、ランニングコストが高くなる
- ストレージ容量の管理が難しく、外部ストレージが必要
- ディスク版PS5との差額がわずかで、長期的にディスク版の方がコスパが良い
- ゲームのコレクションができず、所有感が薄い
- インターネット環境に大きく依存する
これらのポイントを考慮すると、PS5デジタルエディションは慎重に選択すべきモデルです。自分のゲームスタイルや環境に合った選択をすることが大切です。