服を送るとき、送料はできるだけ抑えたいものです。特に、自分用の衣類の他にも、友人や家族に服を送ったり、フリマアプリで商品を発送したりと、用途によって配送方法はさまざまです。
この記事では、服の種類やサイズ、重さに応じて、できるだけ安く済ませるための最適な発送サービスの選び方を詳しくご紹介します。
送料の比較や、梱包のコツまで解説するので、ぜひ参考にしてください。
定形外郵便で軽量な服を送る
軽くて小さい服、例えばTシャツや下着などを送るなら、定形外郵便が一番手頃です。
定形外郵便は郵便局のサービスで、重量ごとに料金が決まっており、追跡や補償は付いていませんが、コストパフォーマンスが高いのが特徴です。
定形外郵便の基本料金
定形外郵便には「規格内」と「規格外」があり、規格内のサイズと重量に収まる荷物なら最安で120円から送ることができます。
規格内サイズ(34cm×25cm×3cm以内、重さ1kg以内)を超える場合は「規格外」となり、最大4kgまで対応可能です。規格外の料金は重さに応じて変わりますが、それでも他のサービスに比べて安価です。
定形外郵便が適している服の種類
定形外郵便は薄手の服や、小さく畳んでコンパクトにできる衣類に適しています。以下のようなものが送れます。
- Tシャツやタンクトップ
- 靴下や下着類
- スカーフやハンカチ
これらの衣類を送る際には、梱包を工夫して厚さを3cm以内に抑えれば、より安価に発送が可能です。
定形外郵便を利用する際の注意点
定形外郵便には追跡サービスや補償がないため、貴重品や高額な衣類には適していません。また、配送が通常2日から3日かかるため、到着の早さを重視する場合は他の方法を検討しましょう。
レターパックで薄手の衣類を送る
薄手の衣類や折りたたみが可能な服を送るなら、レターパックが便利です。レターパックには、レターパックライトとレターパックプラスの2種類があります。
レターパックライトとレターパックプラスの違い
- レターパックライト(370円)
厚さ3cm以内の荷物が対象で、郵便受けに投函されるタイプです。 - レターパックプラス(520円)
直接手渡しで配送されるため、少し厚手の服でも送ることができます。
どちらも追跡サービスが付いているため、配送状況を確認でき、到着の安心感が増します。
レターパックに適した服の種類
レターパックは以下のような衣類に適しています。
- ジャケットや薄手のパーカー
- シャツ類(長袖・半袖)
- スカートやズボン(薄手のもの)
薄手の衣類なら、レターパックライトを使ってより安価に送ることが可能です。
レターパック利用時の注意点
レターパックは厚さやサイズに制限があるため、厚手の衣類や多くの服を一度に送るのには不向きです。厚みを抑えるために圧縮袋を活用すると、より多くの服を一度に送ることができます。
ゆうパケットで小型の衣類を送る
少し厚みがありつつも、1kg以内の服を送りたい場合にはゆうパケットが便利です。ゆうパケットは手軽に使える上、郵便局やローソンからも発送できるため利便性が高いです。
ゆうパケットの特徴と料金
- 料金:全国一律230円
- サイズ制限:長辺34cm以内、厚さ3cm以内、重さ1kg以内
- 配送方法:郵便受けに投函
ゆうパケットは追跡サービスも付いており、コストを抑えながらも配送状況を確認できます。フリマアプリなどで商品を送る場合にも適した方法です。
ゆうパケットが適している服の種類
ゆうパケットは、以下のような小型の衣類に向いています。
- スポーツウェアや薄手のセーター
- 子供服や小物類(手袋や帽子)
- 1枚程度のシャツやTシャツ
コンパクトに畳んで、3cm以内の厚さにすることで、送料を抑えながら送ることができます。
ゆうパケット利用時の注意点
ゆうパケットには重量やサイズの制限があるため、厚手の衣類や重い衣類を送る際には不向きです。また、匿名配送が可能なサービスではないため、個人情報を守りたい場合は次に紹介する方法を検討しましょう。
らくらくメルカリ便で匿名配送
メルカリなどのフリマアプリで発送するなら、らくらくメルカリ便が手軽です。匿名配送が可能で、受取側に送り主の個人情報が伝わらない点が安心です。
らくらくメルカリ便の料金プラン
- ネコポス:210円(3cm以内)
- 宅急便コンパクト:450円〜(専用ボックス利用)
- 宅急便:サイズ別750円から
ネコポスであれば、Tシャツや薄手の衣類なら匿名で手軽に送れます。さらに、発送手続きはコンビニや宅配便センターから簡単に行えます。
らくらくメルカリ便が適している服の種類
匿名配送のニーズがある際に便利なため、フリマアプリで売った商品を送る場合に特に適しています。以下のような衣類におすすめです。
- Tシャツや薄手のパンツ
- 帽子やアクセサリー類
- 子供用の小物や衣類
らくらくメルカリ便の利用時の注意点
利用にはメルカリアカウントが必要であり、メルカリを通じた取引に限られます。フリマアプリ利用がない場合は、通常のゆうパケットなどを検討しましょう。
ゆうパックで厚手や大量の衣類を送る
冬物の厚手の衣類や複数の衣類を一度に送りたい場合は、ゆうパックが便利です。大きな荷物でも全国一律料金で送れるプランもあり、送料の透明性が高いのも特徴です。
ゆうパックの料金体系
ゆうパックの料金はサイズごとに異なり、例として以下の料金が設定されています。
- 60サイズ(2kgまで):750円
- 80サイズ(5kgまで):1000円
- 100サイズ(10kgまで):1300円
梱包次第で小さくまとめることで、より安価な料金で配送が可能です。
ゆうパックが適している服の種類
ゆうパックはサイズに柔軟であるため、以下のような衣類に向いています。
- コートやダウンジャケット
- 大量のTシャツやズボン
- 毛布や厚手のセーター類
ゆうパック利用時の注意点
サイズに応じて料金が変わるため、梱包を工夫してサイズを抑えると送料を軽減できます。衣類の圧縮袋を使用することで厚みを減らし、より小さなサイズで送るのがおすすめです。
送料を抑えるための梱包のコツ
配送コストを抑えるには、梱包にも工夫が必要です。以下のようなポイントを意識して梱包すると、より安価な発送方法が選べる可能性があります。
- 圧縮袋の活用:衣類を圧縮して体積を減らすことで、より小さいサイズや厚みで送ることができます。
- コンパクトに畳む:厚みを抑えれば、より安い発送方法を選べる場合があります。
- 適切なサイズの封筒や箱を選ぶ:無駄なスペースがない梱包を心がけ、サイズ料金が発生する場合に少しでも抑える工夫をしましょう。
まとめ
服を送るときは、サイズや重量に応じて最適な発送方法を選ぶことが重要です。
今回紹介した発送サービスや梱包のコツを参考にして、コストを抑えながら安全に大切な衣類を送れる方法を選んでください。