「新型Apple TV 4Kが発表されたけど、どんな機種か教えて?」
「他社製のストリーミング端末との違いを教えて!」
「Apple TVが対応するアプリを教えて…!」
2021年4月21日に開催されたAppleのオンラインイベント「Spring Loaded.」で新型Apple TVが発表されました。予約注文は4月30日から、発売は5月31日となります。
今現在、Apple社のメディアストリーミング端末は「Apple TV HD」「Apple TV 4K」の2機種が販売されていますが、今回は「Apple TV 4K」のみアップデートされることになりました。
新型Apple TV 4Kは旧型と比較して格段に性能が向上するため、これからにメディアストリーミング端末を購入を予定している方には、ぜひ検討して頂きたい端末となります。
- テレビやPC用のディスプレイで動画アプリを配信するためのデバイス
- ケーブルテレビのウェブ版と言われている
同様機能の製品としては、Amazonの「Fire TV Stick」とGoogleの「chromecast」になりますが、この記事ではこれらの製品と新型Apple TVを比較することで、どのデバイスを購入すべきか解説をします。
Apple TVとは?
Apple社が販売するテレビやディスプレイに接続して映画などの動画配信や音楽、各種アプリなどのコンテンツを楽しめるメディアストリーミング端末です。
メディアストリーミング端末の比較
各社製端末の仕様を比較すると次の通り、スマホからの操作ではなく専用リモコンで操作するデバイスが主流になっています。なお、現在の市場シェアはFire TV Stickが1位となっています。
デバイス | プロセッサー | 最大画質 | ストレージ | 専用リモコン |
---|---|---|---|---|
Fire TV Stick | 4コア 4×1.7GHz | フルHD | 8GB | ◯ |
Fire TV Stick 4K Max | 4コア 4×1.8GHz | 4K画質 | 8GB | ◯ |
Chromecast | 非公表 | フルHD | 非公開 | ✕ |
Chromecast with Google TV | 非公表 | 4K画質 | 8GB | ◯ |
Apple TV 4K | 6コア 2×2.5GHz 4×1.5GHz | 4K画質 | 64GB/128GB | ◯ |
Fire TV Stickシリーズ
Chromecastシリーズ
従来のChromecastはスマホで再生している動画や音楽などをテレビなどのディスプレイやスマートスピーカーにミラーリングするためのデバイスでしたが、新型Chromecast with Google TVは、Fire stick HDやApple TVと同様にChromecastに「Google TV」というOSを実装しています。
これにより、Chromecastをディスプレイに接続することでスマートテレビとして使用することができます。もちろん、専用のリモコンが付随します。
Apple TVシリーズ
AppleTVは、他社製品と比較すると約3倍の価格設定となりますが、その分、基本性能はパワフルです。快適に操作したいならAppleTVがベストチョイスになります。
Apple TVでできること6選
ストリーミング動画を見る
Apple TVでは、iTunes Storeで映画を購入もしくはレンタルが可能です。また、次の動画アプリで24時間いつでも好きな映画やビデオを自宅の大画面テレビモニターで楽しむことができます。
徐々にこれらの配信動画は4K化コンテンツが充実してきてるので、Apple TV 4Kの需要はさらに大きくなっていく見込みです。
残念ながら、人気のテレビ番組の見逃し配信サービス「TVer(ティーバー)」は残念ながら対応してないため、Apple TVで視聴する場合はiPhoneなどからAirplayで投影する必要があります。
Apple TVの対応する動画アプリ
- Abema
- Amazon Prime Video
- AppleTV
- dailymotion
- DAZN
- iTunes
- Youtube
- Netflix
- Disney THEATER
- Hulu
- U-NEXT
- FOD
- dTV
- niconicoTV
- Vimeo
- Rakuten TV
- videomarket
- dplay
- Paravi(パラビ)
- Twitch
- ビデオパス
- バンダイチャンネル
- ネットもテレ東
音楽を聴く
Apple TVにインストールされている「iTunes」でテレビで音楽が視聴できます。iTunesの他にも音楽配信アプリ「Apple Music」も利用できます。
テレビ内臓のスピーカーではなくて、「HomePod」などの外部スピーカーを利用がおすすめです。Apple TVは、Bluetooth機能を搭載しているので外部スピーカーが容易に利用できるのがポイント
ゲームで遊ぶ
iPhoneやiPad向けにApp Storeから配信されているゲームアプリのほとんどはApple TVに対応しています。PlayStation4、PlayStation5、Xbox用のワイヤレスコントローラーを使って大画面で快適にゲームが楽しめます。
- PlayStation4用コントローラー
- PlayStation5用コントローラー
- Xbox用コントローラー
- MFi(Made for iOS)認証を受けたBluetoothコントローラー
AirPlay(エアプレイ)
「AirPlay (エアプレイ)」とは、iPhoneやiPad等のApple社端末に保存されている「写真」「動画」「音楽」のファイルをワイヤレスでテレビやスピーカーにキャストする機能です。
iPhoneで取った写真や動画のデータをテレビにキャストして家族と一緒に見たりすることができるためiPhoneと相性が良い機能になります。
「Fire TV Stick」でもサードパーティー製アプリを利用してAirPlayを使えるのですが、AppleTVの様に高速でシームレスに利用することはできません。
Macの画面をテレビに投影
AppleのパソコンMacから画面をApple TVに投影することができます。操作は簡単で、Macのメニューバーにある「AirPlay ディスプレイ」ボタンをクリックするだけです。
投影方法は「ディスプレイのミラーリング」と「マルチディスプレイとして使用」から選択できます。この機能を使うと無線によるマルチディスプレイが可能になります。
クラウドサービス「iCloud」利用
Apple TVではAppleのクラウドサービスiCloudを利用できます。iCloudに保存されている写真や動画をiPhoneから投影せずに画面表示することが可能です。
まとめ
この記事では、メディアストリーミング端末機種の比較とAppleTVでできることについて解説しました。各メーカーの製品と共通でできることと、AppleTVのみで出来ることがあります。
実際のところ、Apple TVはFire TV Stickやchromecastよりも強気の価格設定になっていますが、Appleのエコシステムを思う存分体感したい方におすすめのデバイスです。
まずは、動画配信でやりたいことを想定してから、どれにするか比較検討することをお勧めします。
- 普段からiTunes storeで映画やビデオを購入・レンタルしている場合
- iPhoneやiPadなどからAirPlayを通じてテレビやディスプレイへ高速にミラーリングしたい
- Apple社のクラウドサービスiCloudのデータをミラーリングしたい
- 高性能のプロセッサでサクサク作動させたい