ワイヤレスヘッドホンは、日々の音楽鑑賞や仕事、移動時間を快適にする重要なデバイスです。しかし、数多くのモデルが市場に出回っており、どれを選べば良いか迷ってしまうことも少なくありません。
この記事では、ワイヤレスヘッドホンを選ぶ際に重要な5つのポイントを解説します。自分に最適なヘッドホンを見つけるための参考にしてください。
ワイヤレスヘッドホンを選ぶ際に知っておきたいポイント
ワイヤレスヘッドホンを選ぶ際に考慮すべき点として、以下の5つが挙げられます。
- 音質(コーデック)
- 装着感
- バッテリー寿命
- ノイズキャンセリング機能
- デザインと携帯性
これらを一つずつ詳しく見ていきましょう。
音質が最優先
音質はヘッドホン選びの最重要ポイントです。高品質な音楽体験を求めるなら、次の点を確認してください。
コーデックの仕様
コーデックというのは、音源データを無線で飛ばす時の音声圧縮変換方式のことですが、手持ちのスマホのコーデックがワイヤレスヘッドホンの仕様と合っているか確認しましょう。
基本的には、下の5種類のコーデックがありますが、音質と遅延に関する優劣は以下の通り。
音質良 SBC < AAC< aptX < aptX HD < LDAC
遅延なし SBC < aptX HD < LDAC < AAC < aptX
コーデック | 仕様 | 備考 |
---|---|---|
SBC | 標準コーデック | 高音域をカット |
AAC | iPhoneがサポートするコーデック | 高音域をカット |
aptX | CD音質 | 音域のカットはせずにデータ全体を圧縮 |
aptX HD | aptXのアップグレード版 | |
LDAC | ソニーが発表した新方式 |
ドライバーの性能
ドライバーのサイズや種類も音質に影響します。大きなドライバーを搭載したモデルは、低音が豊かで迫力ある音を提供します。
装着感で長時間の快適さを
ワイヤレスヘッドホンは、長時間使用することが多いため、装着感も重要です。
イヤーパッドの素材
イヤーパッドの材質によって快適さが異なります。
- レザー: 高級感があり、フィット感が良い。
- メッシュ: 通気性があり、長時間でも蒸れにくい。
ヘッドバンドのクッション性
ヘッドバンドのクッションがしっかりしていると、長時間使用しても頭が痛くなりにくいです。
重量のチェック
軽量なモデルほど快適に装着できます。特に200g以下のモデルがおすすめです。
バッテリー寿命で充電の手間を軽減
バッテリー寿命が長いモデルを選ぶことで、充電の頻度を減らせます。
連続再生時間
一般的に、以下のような基準で選ぶと良いです。
- 10時間以下: 短時間の使用に適している。
- 10~20時間: 日常使いに最適。
- 20時間以上: 長時間の移動や旅行に最適。
急速充電機能
急速充電に対応しているモデルは、短時間の充電で数時間使えるため便利です。
ノイズキャンセリング機能で周囲の音を遮断
ノイズキャンセリング機能は、特に公共交通機関やオフィス環境で便利です。
アクティブノイズキャンセリング(ANC)
ANCは、周囲の音を電気的に打ち消す機能です。外部の騒音を大幅に軽減してくれます。
パッシブノイズキャンセリング(PNC)
PNCは物理的に音を遮断します。耳にしっかりフィットするデザインがポイントです。
ノイズキャンセリングの切り替え
周囲の音を聞きたい場面では、外音取り込みモードが便利です。
デザインと携帯性も忘れずに
デザインや携帯性は、持ち運びや外観に影響します。
折りたたみ可能なモデル
コンパクトに収納できるモデルは、バッグに入れやすく便利です。
軽量設計
特に通勤や旅行で持ち運ぶ場合、軽量なモデルを選ぶとストレスが少なくなります。
スタイルや色
ヘッドホンはファッションの一部としても重要です。自分の好みに合ったデザインを選びましょう。
おすすめのワイヤレスヘッドホン紹介
2025年おすすめのワイヤレスヘッドホン、WH-CH520、WH-H810、Beats Solo 4を比較します。
もっとも安価なWH-CH520は、十分に普段から使える仕様ですが、屋外で使う場合はノイズキャンセリング機能付きのWH-CH720N、Beats Solo 4がおすすめ。
機能 | WH-CH520 | WH-CH720N | Beats Solo 4 | |
---|---|---|---|---|
価格 | 約6,000円 | 約15,000円 | 約29,000円 | |
重量 | 147g | 192g | 217g | |
電池持続時間 | 連続音声再生 | 50時間 | 50時間 | 50時間 |
連続通話 | 40時間 | 40時間 | ||
ノイズキャンセリング | なし | あり | あり | |
音質 | 良好 | 優秀 | 優秀 | |
デザイン | シンプル | 洗練された | スタイリッシュ | |
コーデック | AAC, SBC | AAC, SBC | AAC, SBC | |
Bluetooth | 5.2 | 5.2 | 5.3 |
WH-CH520
日本が誇るエレクトロニクスメーカーであるソニーのヘッドホンです。
対応コーデックはSBC, AACのみの対応ですが、iPhoneを使っている人の場合はこれで十分と思います。
30mmドライバーなので没頭感はいまいちに感じるかもしれませんが、屋外に持ち運びしやすいコンパクトサイズのヘッドホンとしては使い勝手は良いです。
WH-CH720N
こちらもソニーのヘッドホンですが、よりハイグレードのものになります。
WH-CH520に対して、ノイズキャンセリング機能が搭載したモデル。このヘッドホンも携帯性を重視した30mmドライバーで、屋外で使う女性の方におすすめの機種です。
Beats Solo 4
最期に、Beatsのワイヤレスヘッドホンです。Beatsの製品は、特徴的な外観と追求したサウンドが特徴です。
対応コーデックはAAC, SBCに対応。Beats独特なサウンドは、好きになる人も多いと思います。
また、数多くの色違いから選べるので、個性が出しやすいヘッドホンとなります。
まとめ
ワイヤレスヘッドホンを選ぶ際には、音質や装着感、バッテリー寿命、ノイズキャンセリング機能、デザインと携帯性を重視することが大切です。それぞれのポイントを確認しながら、自分のライフスタイルや使用目的に合ったモデルを選びましょう。
上記のポイントを押さえれば、満足度の高いヘッドホンを手に入れることができます。あなたにぴったりの一台を見つけて、快適な音楽ライフを楽しんでください!