MENU
シトヒ
ブロガー
普通の会社員でブログ歴は10年以上。

<趣味・得意分野>
⇨スポーツ観戦:F1、サッカー、野球
⇨テック分野が好物:AI、スマホ、通信

Braveシークレットモードの注意点!完全匿名ではない?

当ページのリンクには広告が含まれています。

Braveブラウザのシークレットモード(プライベートウィンドウ)は、閲覧履歴やCookieを保存しない便利な機能ですが、「完全な匿名性」は保証されていません。多くのユーザーは「シークレットモードを使えば誰にも追跡されない」と誤解しがちですが、実際にはサーバーやネットワーク管理者にはアクセス履歴が残る可能性があります。

この記事では、Braveのシークレットモードの仕組みと注意点について詳しく解説します。

タップできる目次

Braveのシークレットモードとは?

Braveのシークレットモードは、通常のブラウジングとは異なり、閲覧履歴やCookieをブラウザに保存しない機能です。このモードを活用することで、同じデバイスを使う他のユーザーに履歴を見られる心配がなくなります。

シークレットモードの基本機能

  • 閲覧履歴やダウンロード履歴を保存しない
  • Cookieやサイトデータをセッション終了時に削除
  • フォーム入力データを記録しない

このため、たとえば共用のPCで一時的に検索をしたい場合に役立ちます。

通常モードとの違い

通常モードでは、ブラウザがサイトデータを保存し、次回のアクセスをスムーズにします。一方、シークレットモードでは、ウィンドウを閉じるとすべてのデータが消去されます。

しかし、これはあくまでも「端末内での記録を残さない」だけであり、完全な匿名性を確保するわけではありません。

Braveシークレットモードの注意点

Braveのシークレットモードには、以下のような注意点があります。

1. サーバーやネットワーク管理者には履歴が残る

シークレットモードを使っても、インターネットサービスプロバイダー(ISP)や会社・学校のネットワーク管理者は、アクセス履歴を監視できます。これにより、特定のサイトにアクセスしたことが記録される可能性があります。

対策: VPNを使用すれば、通信を暗号化し、より高い匿名性を確保できます。

2. ダウンロードファイルは削除されない

シークレットモードでダウンロードしたファイルは、ブラウザの履歴には残らないものの、PCやスマートフォンのストレージにはそのまま保存されます。これを忘れてしまうと、あとで他の人に見られるリスクがあります。

対策: 機密性の高いファイルは、ダウンロード後に手動で削除する習慣をつけましょう。

3. 拡張機能の影響

通常、Braveのシークレットモードでは拡張機能が無効になります。しかし、ユーザーが設定を変更すれば有効化できます。ただし、特定の拡張機能がデータを収集する可能性もあるため、プライバシーを確保したい場合は注意が必要です。

対策: シークレットモードで拡張機能を使用するかどうかを事前に確認しましょう。

4. Webサイト側での追跡

一部のWebサイトでは、ブラウザの「指紋情報」などを使って、シークレットモードでもユーザーを識別することができます。たとえば、広告ネットワークや大手Webサービスは、ログイン情報や端末情報をもとに個人を特定することが可能です。

対策: Braveの「Torモード」を利用することで、より高度な匿名性を確保できます。

Braveシークレットモードを安全に使う方法

Braveのシークレットモードを活用する際に、より安全に使うための方法を紹介します。

1. Braveの「Torモード」を活用する

Braveには「Torモード」という特別なシークレットモードが搭載されています。通常のシークレットモードとは異なり、Torネットワークを経由することでIPアドレスを匿名化できます。

手順:

  1. Braveブラウザを開く
  2. メニューから「新しいプライベートウィンドウ(Tor使用)」を選択

ただし、Torネットワークは速度が遅くなることがあるため、通常のWeb閲覧には向いていません。

2. VPNを併用する

VPNを使用することで、ネットワーク管理者やISPからの監視を回避できます。VPNはインターネット通信を暗号化し、IPアドレスを変更するため、プライバシーを強化できます。

おすすめのVPNサービスの特徴:

  • ノーログポリシーを採用している
  • 速度が速く、安定している
  • Braveと併用しやすい

3. Cookieブロック設定を強化する

Braveの「プライバシーとセキュリティ」設定で、Cookieのブロックを強化することで、トラッキングのリスクを減らせます。

設定方法:

  1. 設定メニューを開く
  2. 「プライバシーとセキュリティ」を選択
  3. 「Cookieとサイトデータ」から「サードパーティのCookieをブロック」に変更

まとめ

Braveのシークレットモードは、端末内に履歴を残さないという点で便利ですが、完全な匿名性を提供するものではありません。特に以下の点に注意が必要です。

  • ネットワーク管理者やISPには履歴が残る可能性がある
  • ダウンロードしたファイルは端末に残る
  • 拡張機能がプライバシーに影響を与える可能性がある
  • Webサイト側でのトラッキングを受ける可能性がある

より高い匿名性を求める場合は、Torモードの使用やVPNの併用を検討しましょう。シークレットモードを過信せず、適切な対策を取ることが大切です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
タップできる目次